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東京大学狂言研究会

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2019年 10月 02日

第70回駒場祭告知!

秋らしくなったと思えばまだまだ蒸し暑い日々ですね。もうしばらくは脱冷房できそうにありません。
そんな中、今年度の駒場祭自演会の番組が決まりましたのでお知らせします!

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第70回駒場祭企画
東京大学能狂言研究会
能狂言霜月之座
令和元年11月23日(土) 10:15開演 11:50頃終演予定
於 900番教室
狂言小舞
七つ子、鵜の舞
狂言
柿山伏
仕舞[宝生会]
箙、松風、熊坂、鞍馬天狗
狂言
文荷
仕舞[観世会]
猩々、小鍛冶、笠之段

入場無料
途中入退場自由


企画名なんですけど、五月祭が「能狂言五月乃座」だったのに合わせて(?)、駒場祭も「能狂言霜月之座」とちょっとかっこいい感じになりました。狂言研からは小舞2番に狂言2番と、近年になくてんこ盛りの内容となってます!しかしすぐ前後には別企画さんが舞台を使用する予定のため、正直言って設営片付けや解説を含めると時間との激戦である。がんばります。どうぞお運びください。

***

最後に、先月行われた文京区謡曲大会の様子を少し。私が初めて能舞台に立ったのは2年前のこの会で、〈柳の下〉を舞いながら舞台空間の"力"を強烈に感じたのを覚えています。今年は一年生の赤島津君が初めて能舞台に立ちました。入会当初は小舞にはあまり興味がない様子だった彼ですが、謡曲大会が終わった後、小舞が好きになった、と言っていました。期待してますよ。
新入生が入会してくれたとはいえ相変わらずの弱小体制の中、協力して合同でやってくれたお茶大狂言研の面々にも感謝を。
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〈よしの葉〉お茶大一年 若丸
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〈暁〉東大一年 赤島津
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〈貝尽し〉東大三年 ナイル

地謡 お茶大三年 オカピ、桃李、乾徳山、けんぴ

(ナイル)


# by todai-kyogen | 2019-10-02 17:58 | お知らせ
2019年 08月 23日

文京区謡曲大会告知&会員紹介

昨年の蟬の会告知ぶりの更新になりますゴメンナサイ



【第68回文京区謡曲大会のお知らせ】

2019年9月7日(土)

宝生能楽堂にて

10:00〜17:00予定

お茶大&東大狂言研は10:50〜11:05の予定

演目は小舞〈よしの葉〉〈暁〉〈貝尽し〉

公式サイト

https://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/gejutsu/bunka/youkyoku.html


【過去自演会のご報告】

2018秋期は、いつも通り観世さん宝生さんと合同の駒場祭自演会で小舞〈景清 後〉と狂言〈昆布売〉を出させていただきました。

2019第15回蟬の会は、銕仙会能楽研修所で狂言7番、小舞1番編成で行いました。稀に見る客入りようで一同大変驚き感謝しております。東大からは、お茶大と合同で狂言〈膏薬練〉を出させていただきました。


【2019年会員紹介】

一年生男子が二人入会してくれました!100字くらいで自己紹介してもらいました。100字くらいなのは、ツイッターにも上げたためです。


きよすけ * 理科一類1年

「この辺りの者」じゃありません。岡山県津山市出身です。「どの辺り?」ですね。何気ない所作の美しさを身につけたいと思ってましたが、やるんなら見て笑えるものがいいと思い狂言研に入りました。ダンスもやってます。計週4で踊ります。てんてこ舞いです。


赤島津 * 文科一類1年

僕は歴史が好きで、日本史の教科書にチラッと記載のあるこの伝統芸能にふと関心を持ったので狂言研に入りました。大勢の前で話すのが苦手な性分のため、いざ舞台に立つことに想いを馳せると一抹の不安も感じますが、精一杯頑張ろうと思います。

※文京区謡曲大会で〈暁〉を舞います


ナイル * 教養学部3年

今頃になって自前の紋付袴を購入しました。好きなお菓子は餅率の高いあんこ餅とわらじ型のかりんとう、好きなアイドルはちーむ・をとめ座、インドネシアに吸引力を感じる日本文化専攻

※文京区謡曲大会で〈貝尽し〉を舞います


さんちゃん * 医学部5年

気づいたら在籍年数は4年近くとなり、学年が一番上になってしまいました。時間が経つのは早いですね。ぼちぼち関わっていこうと思います。



東大狂言研は今年も愉快。


(ナイル)



# by todai-kyogen | 2019-08-23 16:16 | お知らせ
2018年 04月 30日

まもなく蟬の会2018

ご無沙汰しちゃってます。ナイルです。元気です。気がついたら蟬の会まで一週間を切ってしまいました。この前、蝉の鳴き声も聞いたし。

春季六狂連合同自演会
🌸第14回蟬の会🌸

日時* 5/6(日)13:30開場、14:00開演、16:00終演予定

会場* 銕仙会能楽研修所(東京メトロ表参道駅から徒歩5分)

演目* 小舞「若松」「小鼓」「鵜の舞」「八島 後」ほか、独吟「蟬」、狂言「文山賊」「二人大名」

入場無料、途中入退場自由


私ナイルは「文山賊」のシテ山賊をつとめさせていただきます。「ふみやまだち」と読みます。アドを務めてくださる武蔵先輩と稽古を重ね、やっと何か輪郭のようなものが掴めたような心地です。ともあれ明日は申し合わせ、今週日曜はもう本番なので、悔いのないように芸を磨き、精進してゆこうと思います。私が狂言をやらせていただくのは昨年秋季の「蝸牛」から2度目ですが、芸の良し悪しはともかくも狂言を演じるのが本当に楽しいのです。新歓期なので新入生の方々もちょくちょくと体験稽古に来てくださっています。これから一緒に楽しめたらいいな。

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あ、そうそう、蟬の会恒例の非公式パンフレット「うそふき」も一部担当や寄稿をさせていただきました。公式パンフには番組や演目解説がのっていますが、非公式パンフには学生のノリや悪ノリの詰まっています。是非会場でお手にとってご覧ください。誰が読むんだコレって感じの記事になってるので誰が読むんだコレって思いながら読んでくださってると信じて私は既に満足です。

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持ってくれてるのは東女狂言研の千代ちゃん。
表紙かわいいでしょう。

(ナイル)


# by todai-kyogen | 2018-04-30 22:57 | お知らせ
2018年 02月 20日

春休みです。

ナイルです!!!
鑑賞記録書きます!!!

●1月18日 新春名作狂言の会
@新宿文化センター

春休みです。_c0064941_13411849.jpeg

東の和泉流野村万作家と西の大蔵流茂山千五郎家が毎年合同で新宿にて行なっている会。

萬斎先生と茂山千五郎さんによるトークでは、和泉流の『三番叟』と大蔵流の『三番三』(大蔵流では3文字目が三で読み方はソウで同じ)を同時に舞う企画がありました。三番叟は能が成立した当時の古態を留めるといわれる演目『翁』の中で狂言役者が担当する舞です。翁や三番叟はそのめでたさから年明けに上演されることが多く、今回はそのほんの一部でしたが新春の会にふさわしい幕開けになりました。

『二人大名』
大蔵流。2人の大名が旅の途中で雇った刀持ち男になぶられて犬や起き上がり小法師のモノマネをさせられる話。現在早稲田大と東京女子大の方々蝉の会に向けてこの演目をお稽古しています。和泉流と筋は同じでも、ニュアンスが全然違うようですね。

『魚説法』
和泉流。正式な説法ができない新米坊主(新発意)が魚の名前を並べたデタラメ説法をする話。御年86歳の万作先生が新発意の役をやられていました。多くの場合は子方がやる役だそうですが、不思議と味があってとても良かったです!

『釣針』
和泉流。萬斎先生が演じると、現代に無き言葉もニュアンスでわかってしまうような気がします。妻のいない主人と太郎冠者が、神様から授かった釣り竿で女を釣る話。くにちゃんは被布から足だけ出している女たちの姿がツボだったらしい。私的には腰元(召使いたち)を釣っているときの女5人ダンゴ状態がツボですね。
この作品のように「女房がいないなら竿と針で釣ればいい」みたいな現代人には無いとんでもない発想を平気でしてくるから狂言好きです。


●横浜狂言堂2月公演
@横浜能楽堂

春休みです。_c0064941_13421021.jpeg

解説は高野先生でした。「狂言を観に能楽堂に来ても、人間の失敗を見せられるだけで自分の明日の生活が変わるなんてことはない」と。まさしくその通りだと思います!しかもそれって狂言にとって凄く凄く大切なことではないでしょうか!既に感動してしまいました!

『秀句傘』
世間でダジャレ(秀句)が流行っている中、ダジャレがわからない主人が、ダジャレを言うのが得意な者を雇って教えてもらおうとする話。ラストのオチが「オチた!!!」とすっきりします。落語のつくりに似ているかもしれません。中村先生の表情の演技がピタリと合っていてとても面白かったです。

『鈍太郎』
「どんくさい男」という意味の題。数年間家を留守にしたために実家にも愛人の家にも入れてもらえない(戸の外から聞こえる声だけでは本人と気付いてもらえない)男が無常感極まって出家してしまい、あとから本人と気付いた女2人に引き止められる話。
高野先生の演じた鈍太郎、出家するときの潔さ、本妻よりも美人の愛人を贔屓する性格、ラストのお囃子の陽気さ大らかさ、、ちょっと意味違いますが「男の中の男」だと思いました。


***


今月は内藤連先生による2回の師範稽古があります。蝉の会に向けて精進します。

【六大学狂言研究会合同自演会 蝉の会】
日時: 5月6日(日)14:00開演予定

場所: 銕仙会能楽研修所 (東京都港区南青山4-21-29 東京メトロ表参道駅A4出口より徒歩3分)

演目: 狂言『文山賊』『二人大名』小舞『風車』『海道下り』『若松』『八島 後』連吟『山﨑通い』ほか


***


ところで関係ないですが、先日福島へ一人旅してきました。

春休みです。_c0064941_13513659.jpeg

良い旅でした。


(ナイル)


# by todai-kyogen | 2018-02-20 10:26 | 鑑賞
2018年 01月 12日

成城大学で出稽古

こんばんは、ナイルです。

今日は成城大狂言研さんのお稽古場へお邪魔して参りした。

成城大学で出稽古_c0064941_23222531.jpg

これは狂言研の宣伝に使う写真だそうですが、文字通りお邪魔して参りました()

和気藹々として居心地が良い雰囲気の中、小舞「七つ子」の謡と、狂言「文山賊」の稽古をしました。

...「文山賊」!

そうです蝉の会の演目が決まりました!成城の武蔵先輩と組んで「文山賊」をやらせていただきます!個人的にこれはとても武蔵先輩とやらせていただきたい演目だと思っていて、これからの稽古が楽しみです。精進せねば。

まだ日は浅いものの、狂言をやっていて、私はベタなものとダメ男に萌えがちなんだと実感してきています(何の話)。

***

春季公演
【蝉の会】
(六大学狂言研究会合同自演会)

月日 5月6日(日)
開演 14:00を予定
場所 銕仙会能楽研修所
演目 狂言『文山賊』『二人大名』小舞『風車』『海道下り』『若松』『八島 後』連吟『山﨑通い』ほか




# by todai-kyogen | 2018-01-12 23:21 | 稽古